事故車を業者に買取してもらうために必要な書類の一覧です。
必要書類は普通車と軽自動車では異なる
事故車の売却、廃車に必要な書類は普通自動車の場合と軽自動車の場合では若干異なります。
普通自動車の売却、廃車で必要な書類
1、自動車検査証
2、実印
3、印鑑登録証明書
4、自賠責保険証明書
5、自動車納税証明書
5、リサイクル券
自動車検査証(車検証)
車に常備している車検証のことです。
住所が違う場合はさらに書類が必要になります。
住所変更が一度あった場合は住民票が必要となり、住所変更を複数回行なっているのであれば戸籍の附票か住民票の除票が必要になあります。
結婚などで姓が変わっている場合には戸籍謄本が必要になります。
また、車検証の所有者の名義が販売会社名義になっている場合には移転登録のために所有権を解除する必要があります。
所有権の解除には名義になっている販売会社で必要な書類を取得して手続きを行います。
もし紛失してしまった場合は運輸支局で再交付してもらう必要があります。
実印
普通自動車の車の売却では買取業者に売却することがほとんどだと思います。
その場合に譲渡委任状に実印が必要になります。
印鑑登録証明書
印鑑の所有者が本人であることを証明する書類です。
印鑑登録証明書には有効期限があるため、発行日から3カ月以内のものを使用します。
印鑑証明書は2通用意し、1通は名義変更に必要な書類となり、もう1通は自動車税の権利譲渡に必要な書類となります。
取得できる場所は個人の場合は市区町村、法人の場合は法務局となります。
自賠責保険証明書
自賠責保険証明書は必ず入らないといけない保険なので未加入ということはありません。
車検証と一緒に入っているケースが多いです。
紛失してしまった場合は加入している保険会社に再交付してもらう必要があります。
自動車納税証明書
自動車納税証明書には有効期限もありますの確認しておきましょう。
紛失してしまった場合、各都道府県の税事務所で再交付してもらう必要があります。
リサイクル券
自動車リサイクル法に基づくリサイクル料金の支払いを証明する預託証明書で、必ず持っているはずの書類です。
紛失した場合は、自動車リサイクルシステムのホームページから『自動車リサイクル料金の預託状況』を印刷することができ、リサイクル券の代替えになります。
軽自動車の売却、廃車で必要な書類
1、自動車検査証(車検証)
2、自賠責保険証明書
3、軽自動車納税証明書
4、印鑑
5、リサイクル券
自動車検査証(車検証)
普通自動車と同様です。
自賠責保険証明書
こちらも普通自動車と同様になります。
軽自動車納税証明書
軽自動車税は、市区町村に課税している税金です。
軽自動車納税証明書にも有効期限がありますので確認が必要です。
紛失した場合は、市区町村にて交付してもらいます。
印鑑
軽自動車の売却、廃車の場合には普通自動車とは異なり届け出になるので実印ではなく、認印で問題ありません。
リサイクル券
リサイクル券も普通自動車と同様になります。
車の売却、廃車に必要な書類が見つからない場合
いざ必要なときに限って必要な書類が見つからないということもよくあります。
車の売却、廃車に必要な書類は紛失しても再発行、再交付してもらえますので安心してください。
ただし、時間がかかる書類や手数料がかかる書類もあります。
車の売却には買取相場が常に変動することからスピードがとっても需要な要素になりますので、早急に対応しましょう。
車売却、廃車での必要書類が特殊なケース
車検証の所有者が亡くなってしまっているケース
万が一、車検証に登録されている所有者が亡くなっている場合には相続手続きをすることが必要になります。
基本的には所有者の車は財産ということになりますので、遺産分割協議をして代表の相続人を決め、その代表相続人の委任状や譲渡証明書という書類が必要になります。
と、難しく感じるかもしれませんが売却または廃車にする業者に相談するのが一番の近道です。
車検証の所有者が法人で倒産しているケース
車検証の所有者名義が販売店などの法人というケースはよくあることですが、まれにその法人が倒産してしまっているというケースがあります。
こういた場合でも所有者と連絡を取って印鑑証明書、委任状、譲渡証明書、顛末書などの必要書類を取得する必要があります。
こちらも珍しいケースではありますが、売却、廃車をお願いする業者にまずは相談してみましょう。
まとめ
通常の車の売却でも、事故車の売却、廃車でも必要な書類がないと契約が成立することはありません。
また、車市場は常に変動しており、時間が経てば経つほど愛車の価値は減少傾向になりやすいです。
少しでも高く売却したい、安く廃車にしたい場合には迅速に対応しましょう。
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